三井E&S造船株式会社 執行役員 企画管理部長 平井俊行さんにお話を伺いました!

三井E&S造船株式会社 執行役員 企画管理部長 平井俊行さんにお話を伺いました!

台場フロンティアビル

三井E&S造船株式会社 執行役員 企画管理部長
平井俊行さん

船舶の開発・設計や技術提供を行っている三井E&S造船株式会社の執行役員 企画管理部長、平井俊行さん。
愛する海の見えるオフィスで、台場地区の魅力についてお話を伺いました。

業務の概要を教えてください。

もともとは造船会社、つまり船を造る会社でした。現在では「どんな船を開発するのか」を提案する、船の設計をビジネスにしています。海運会社や、以前はライバルだった造船会社も現在のお客様です。

最近、自動車業界などでよく「カーボンニュートラル(※)」と聞きますよね。造船業界でもやはり重要なキーワードです。
(※カーボンニュートラル……温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること)
船は主な燃料が重油なので二酸化炭素の排出が多いです。カーボンニュートラルを実現するためには、「燃費を良くすること」と「重油に代わる燃料を使用すること」がカギになってきます。例えば、LNG(液化天然ガス)・水素・メタノール・アンモニアなどですね。中小の造船所は自分たちでカーボンニュートラル技術を持っていないことが多いです。私たちはそういった造船所への技術提供も行っています。

それから操船装置ですね。また自動車業界を例に出すと、最近よく「自動運転」が話題になっています。造船業界でも自動運転=船なので「自動操船」ですが、弊社には「自動操船」を実現する自律制御技術(※)があります。(※自律制御技術:単なる自動化のみではなく、人と同様の「判断」まで自動化する技術。)港に着く、離れるといった部分を自動化することで、衝突を自動回避することができるのです。また、船が今どこにいるのか、どんな状態にあるのかをモニターして、燃費をよくするために最適なルートを自動で選択させることも可能です。

海事産業に係わるあらゆるお客様に技術を提供している会社ですね。


業務の概要を教えてください。

移転のきっかけや条件などは何だったのでしょうか?

以前は築地と千葉県市原市に二つの拠点があり、それらをひとつに統合するために台場フロンティアビルへ移転することにしました。

折角二つの拠点を統合するわけなので、すべてのスタッフがワンフロアに集まれることが重要でした。そのためには、ワンフロアに150人くらいが入りきること。かつ、来客スペースなどもきちんととれること。そういったスペースが確保できることは条件のひとつとしてありました。

また、アクセスの面では、すべてのスタッフが集まるので東京と千葉から通いやすいエリアにしたいという思いがあり、総武線や京葉線が乗り入れているエリアを中心に探していました。実は数年前にも移転を検討したことがあり、候補は青海地区でした。そのときの経験からお台場エリアには土地勘がありました。台場フロンティアビルは当時検討していたビルと比べて格段にアクセスがよいですね! 駅からも近く、雨に濡れずにビルまで辿り着くこともできます。また、来客時などお客様の到着時間が読めるのも便利だと感じています。

羽田空港アクセス線(※)の計画はご存知ですか?

期待しています。今は東京方面へ出るためにワンステップとしてゆりかもめを挟む必要がありますから、実現すれば出張や客回りがよりしやすくなるだろうな、と思っています。

※羽田空港アクセス線……
JR東日本主体で進められている計画。この計画が実現すると、台場フロンティアビル最寄り駅のりんかい線「東京テレポート駅」から羽田空港までの所要時間が現在の42分から14分に短縮される。
参考リンク:JR東日本「羽田空港アクセス線(仮称)の本格的な工事に着手します」
      https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230404_ho03.pdf


羽田空港アクセス線(※)の計画はご存知ですか?

台場地区や台場フロンティアビルの印象はいかがでしょうか?

まず、インバウンドの方が多いですね。あと、商業施設やエンターテインメント施設ばかりかと思っていましたが、実は住んでいる方も多い。私は昼休みにお台場を散歩するのですが、託児所があったり、大学があったり、住んでいる人にも優しい街だなと感じます。散歩していると武蔵野大学の学生たちの姿をよく見かけますが、活気があってよいですよね。「新しい街を作っているのだな」という印象があります。弊社社員にも会社近くにファミリーで住んでいる者がいますが、通勤の道中に託児所があるので育児と両立しやすいようです。「住む人のための街」なんだな、と感じています。

台場フロンティアビルに関しては、とにかく風景がよいです! お客様をこの会議室へお通しすると、初めての方は皆さん絶賛してくださいます。立ったときと座ったときとで、景観が違うのですよね。造船に関わる会社として、海が見える環境で働けるのはやはりとても嬉しいです。実は、この会議室は音消しとして波の音をBGMに採用しているのですが、お気づきになりましたか?(笑)


台場地区や台場フロンティアビルの印象はいかがでしょうか?

こだわりの会議室ですね。台場フロンティアビルの一番気に入っている点はどこでしょうか?

先ほども挙げた眺望の素晴らしさは当たり前として、ビル自体の気に入っている点で言えば「法令に違反しない範囲で、自由に活用して良い」と言っていただけたことですね。内装はもちろん、エレベーターホールなどの共用スペースの使い方もかなり自由で、弊社では船の模型を置かせてもらっています。他には、共用スペースや入館のセキュリティもしっかりしていますし、考えうることは提供してもらえているので不自由なく過ごせています。

また、移転の際に「防災面がきちんとしている」と自信をもって説明していただきました。
地震や津波に耐えることはもちろん、そのあとの混乱に耐えられることが重要だと思います。
台場フロンティアビルは「留まること」がむしろ安全。当社で3日間の備蓄があるので、一旦留まって状況がある程度落ち着いてから従業員を帰宅させることができます。
周辺の帰宅困難者の受け入れ施設にも指定されていると聞いており、信頼できる防災面は入居の決め手となりましたし、推しポイントのひとつです! 社員にも安心さを周知し、理解してもらった上で入居を決めました。実際、「何かあったとき大丈夫なの?」という不安の声が上がったこともありません。


こだわりの会議室ですね。台場フロンティアビルの一番気に入っている点はどこでしょうか?

最後にひとことお願いします。

他業種が入ると新たな交流が生まれるので、台場フロンティアビルへ様々な方が入居されるのを期待しています!

三井E&S造船株式会社

公式サイト https://www.tsuneishi.co.jp/mes-s/

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